車イスの側面に小さなキズがある。
車イスでエレベーターに乗る際、
居合せた人がドア開延長ボタンを
押し間違えて閉めてしまう。
その人の良かれと思った行動が、
善意のドアパンチなのである。
カメラ小僧の頃から、
路地裏を徘徊するのが好きだった。
車椅子者になっても嗜好は変わらない。
路地裏から出て来た所でバッタリと、
同じマンションの住人と出くわした。
「なんでこんな所に」と問われて、
適当にごまかすがしつこいのである。
放っておいて欲しいのである。
孫の写真でフォトブックを作った。
嬉しがりの僕は人の迷惑を考えず、
デイサービスに持って行って、
皆んなに見せびらかしている。
「かわいい」とほめられて、
デレデレになっている。
まるで爺バカの見本なのである。
女子中高生は15種類の「かわいい」を
使い分けるというけれど、
語彙力の無い初心者じいじの僕は、
ただただ「かわいい」としか言えない。
最上級の「かわいい」は、
どう表現すれば良いのかしら。
三遊亭円楽が逝去した。
今年の1月に脳梗塞を発症し入院。
同病相憐れむで気になっていて、
7月に高座復帰のニュースを見て、
笑点を心待ちにしていた矢先の訃報。
9月30日72歳、肺がん再発だという。
追記
翌10/1アントニオ猪木79歳逝去。
